「株ってよく聞くけど、正直よく分からない…」という人は多いと思います。
投資や資産運用を始める前に、まずは 「株とはなにか?」、そして 「株価が上がると何が嬉しいのか?」 をシンプルに解説します。
株とはなに?
「株(株式)」とは、ざっくり言うと 会社の持ち主になる権利のチケット です。
会社は事業を大きくするためにお金が必要です。そのお金を集める方法の一つが「株式を発行すること」。
投資家はその株を買うことで、会社にお金を出す代わりに「その会社の一部を持っている」状態になります。

お金を貸していることの証明ですね!
昔は知人などから借りていたけど、これによって不特定多数の人からお金を借りることが可能になったんです。
株価ってなに?
株には「値段」があります。これが「株価」です。
株価は、会社の業績や将来の期待度、景気や世界情勢など、さまざまな要因で毎日のように上下します。
例:
- 有名企業が新商品を発表して人気が出そう → 株価が上がる
- 業績が悪化して赤字に → 株価が下がる
株価が上がると何が嬉しいの?

株価上昇に沸き立つニュースなどを見聞きすることがあると思いますが、
株価が上昇するとなぜ嬉しいのでしょうか?
私たち投資家から見たメリットと、企業側から見たメリットをそれぞれ見てみます!
投資家(株主)にとってのメリット
株を持っている人にとって、株価が上がるのはメリットがあります。大きく分けて 2つの嬉しいこと があります。
① 売却益(キャピタルゲイン)が得られる
買ったときよりも株価が上がった時に売れば、その差額が利益になります。
例:1,000円で買った株が1,500円に上がった → 売れば500円の利益!
② 配当金(インカムゲイン)が得られる
会社によっては利益の一部を「配当金」として株主に還元してくれます。
基本的に配当金は株を持っているだけでもらえることが多いため、常に株価の動向を確認する必要がありません。
株価が上がるのは業績が好調な証拠であることが多く、その結果、配当金が増える可能性もあります。
企業にとってのメリット
株を持っている人にとっては、株価が上がると 売却益 や 配当金 といったメリットがありますが、実は 企業にとっても株価が上がることは大きなメリット なんです。
① 資金調達がしやすくなる
株価が高いと、新しく株を発行してお金を集めるときに有利になります。
例:100万円のお金を集めたい
- 株価が100円の時 → 新しく10,000株発行する
- 株価が1,000円の時 → 新しく1,000株発行する
このように株価が高いと新規発行株数が少なくて済むため、市場への影響を抑えて効率よく資金を調達できます。
② 企業の信用力アップ
株価は「その会社への期待度」を表すバロメーターでもあります。株価が高いと「投資家から信頼されている会社」と見られるため、取引先や金融機関からの信用も高まります。
③ 優秀な人材を集めやすい
株価が高い会社は「安定していて将来性がある」と思われやすく、採用にもプラスになります。さらに、自社株を報酬にする「ストックオプション制度」でも魅力を発揮します。
株を持つと「応援する気持ち」も芽生える
株を買うということは、単にお金を増やす手段だけでなく「その会社を応援する」という意味合いもあります。
好きな企業や、これから成長しそうな会社の株を持つと、ニュースや商品発表に自然と興味がわいてくるのも株式投資の魅力のひとつです。

この点が株式投資の根本の考え方ですね。
「応援したい!」と思う会社の株価を買ってみることから始めてみても良いかもしれません!
まとめと今後のアクション
- 株=会社のオーナーになる権利
- 株価=株の値段で、日々変動する
- 株価が上がると「売却益」や「配当金アップ」が期待できる
- 株を持つと「会社を応援する楽しさ」も味わえる
まずは株の仕組みをご理解いただけましたでしょうか。
いきなり大金を投資するのではなく、小額から学びながら始めるのがおすすめです。
今回参考にした書籍
さらに株について勉強をしたいという方は、ぜひ私と同じように本を手に取ってみてください!
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